「園芸店にある花なら名前を知っているけど、野原に咲く草や花は知らない」
なにげなく読んでいたブログにちょっとびっくり。
つくしやレンゲなんかはわかるとのこと。
そうだったのかー。
ホトケノザやオオイヌノフグリはどこにでも生えていると思ってた。
つくしが成長するとスギナになるけど、これってアスパラガスに似てるよねー。
オオバコやナズナは、小学校の裏手にある空き地にいくらでも咲いていて、退屈するとオオバコで相撲をしたりナズナをサラサラと鳴らしたりして遊んだ。
茎からオレンジ色の汁が出る草で爪を染めたり、絹さやそっくりでミニチュアサイズのさややヘビイチゴでままごとしたり、くっきり90度に千切れる葉っぱを延々と千切り、四つ葉のクローバーを血眼になって探し、シロツメクサで長い紐を編んだ。
そういえば、ウチの周辺でさえ今は雑草なんて生えてる場所がないのね。
レンゲの生えていた休耕田も、とっくの昔に住宅地になってしまった。
子供達の入り込める隙間がどんどんなくなって、窮屈に退屈になる世界。
隙間に潜んでいる「何か」が楽しい夢の世界だったような気がする…今にして思えば。